牧場について

紺碧の播磨灘を望む、緑豊かな高台。この場所で垣牧場を営む。
敷地内には牛専用の運動場が設けられ、珍しい飼育方法で牛は牛舎と運動場を自由に出入りできる。また、一頭一頭を大切に扱い愛情を注ぐことで良質な牛肉を作り上げている。

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ブランド牛のルーツを輩出する淡路島

神戸ビーフに、松阪牛…と、日本全国にあるブランド牛。それらのルーツとなるのが、黒毛和種品種の一つ、但馬牛。淡路島は、最高品質と言われる純血統但馬牛の生産で7割以上を占める一大産地。中でも淡路産但馬牛で、肉質等級A・B3-4以上などの厳しい条件を満たしたものだけが淡路ビーフと呼ばれ近年注目を集めている(ちなみに神戸ビーフの肉質等級はA・B4-6以上)。淡路ビーフは、但馬牛特有の細やかな肉繊維と上品な甘みのある赤身、人肌で溶けるほど融点の低い霜降りが特徴だ。そんな最高レベルの牛肉が数多く輩出される淡路島で、牧場を営んでいます。垣牧場でも年間出荷の約8割を神戸ビーフや淡路ビーフとして出荷しています。

のどかな環境が育む、良質な肉質

播磨灘を望む高台に位置する牧場で約300頭の和牛を飼育しています。淡路島は穏やかな気候で、水が豊富。牧場では山の谷水を使用していて、主な粗飼料は自家産の稲藁と乾草を混ぜたもので無農薬。自家産の稲藁が香りもよく、一番喰いつきがいい。

一頭一頭、丁寧に扱うことの大切さ

一般的な肥育農家の牛舎では、牛は個別に仕切られた空間で繋がれた状態で飼育されていることが多いですが、垣牧場では、敷地内には牛専用の運動場を設け、牛は牛舎と運動場を自由に出入りできる。また、妊娠中の牛は高台にある運動場付き牛舎に移動させるなど、年齢や体の状況に合わせて環境を変えるなど、細やかな対応を行っています。

注いだ愛情は、肉質の良さに現れる。おいしい肉質を作る秘訣は、一頭一頭を大切に扱うことと考えています。